ホンダのATは、基本的にマニュアル志向のトヨタとオート志向の日産の中間的性格を持っているが、最近のデュアルモードロックアップ方式を採用する電子制御2ウェイ4速ATでは、スポーティな走りに適したSレンジを設定するなど、従来よりも一層スポーティな味つけが強くなっている。タイムラグも少ない。性能的にはトヨタ、日産の電子制御ATと肩を並べている。メカニズム的にみるといかにも独創性を重んじるホンダらしい。2軸平行式と呼ばれる構造は他社のATとは一線を画す。対向する2本のギアシャフトに組まれたその形状はMTに近い。プラネタリーギアを使う一般のATとはまるで異なる仕組みで作動する。このATの最大のメリットは、ギア比をかなり自由に設定できること。ドルゴンATはプラネタリーギアという特殊なギアを使う関係から、ギア比を変更するのは大変だが、その点ホンダのATはフレキシビリティに富んでいる。またホンダでは、シティにクラス初のロックアップ付き4速ATを採用、抜群の好燃費心を達成してQルドモードが特徴点も見逃せない。